あけおめでした。

なんか最近、体調が悪い。いつまで経っても足が痛い。少し痩せた。
久しぶりに養命酒を飲んでみる。

昨年あたりから読んだ本をまとめておく。

NHK-DVD ヤノマミ~奥アマゾン 原初の森に生きる~[劇場版]
NHK-DVD ヤノマミ~奥アマゾン 原初の森に生きる~[劇場版]
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 アマゾンの森に暮らすヤノマミ族をNHKが長期取材したドキュメンタリー。最初は原住民の裸のねーちゃん目当てで見たのですが、とんでもないインパクトでした。あまりにヘヴィです。正直気持ち悪いんですけど、これが人間の本質なんです。
 彼らが部族間抗争ばっかりやって殺し合いが好きなこととか、『精霊に返す』と呼ぶ嬰児殺しの風習を誰が責められるだろうか? 人間がどんどん増えすぎると森を破壊してしまう。森や自然と共存していくためには必要なことなのです。安易なヒューマニズムよりも残酷さの方が地球に必要だという現実は、昨今ますます重みを増していると言わざるを得ない。
 まともに結婚できず子供も作らない私のようなダメ人間でも、環境に優しいという点では存在意義があるのかな?

ヤノマミ
ヤノマミ
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 同名のTV番組の取材風景を描いたドキュメンタリー。こっちの方がさらにヘヴィできつかった。TVに出てきたあの大集落は、結局色々な部落が壊滅していく過程で人々が寄り集まって出来たものだったのね・・・。TVでは描かれなかった生々しい描写が多いのが特徴。塩はオシッコから作ってるとかちょっと出せないよね。
 後半、病気で死を待つだけになった酋長が最後に上げた絶望の叫びがあまりに哀しすぎる。部族の中から大学に留学するとかDVDが大好きとか、ヤノマミ族の文明化は確実に進んでいるのだ。しかしカトリックに改宗させてTシャツ着せたらいいのかよ? 自然と仲良く共存している人々に、こっち(文明側)の都合を押しつけていいのだろうか? という問題はすごくあると思う。

ナパニュマ―アマゾン原住民と暮らした女 (1984年)
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 1938年、まだ子供の頃にヤノマミ族にさらわれて20年一緒に暮らした女性のドキュメンタリー。あんまりにもヤノマミが可哀想なので、ついでにこれも探して読んでみたら、ますます迷路にはまり込んでしまったような気も。
 この頃のヤノマミはまだ元気だったので、開拓者たちをしきりに襲ったりもしていたようだ。殺されたりさらわれたりする方もたまったもんじゃねえけどな。エレナは色々あって部族を追われて子供連れて家族の許に帰ってくるのだけれど、そこで邪魔されたりして、結局どちらにも帰属できない中途半端な立場に置かれてしまうというのがまた哀れ。

どうで死ぬ身の一踊り (講談社文庫)
どうで死ぬ身の一踊り (講談社文庫)
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 知人に勧められて西村賢太読んでみたら、面白くてはまって何冊も読んでしまった。これだけダメな人だと絵になるなぁ。友達にはなりたくないけど、見世物としては確実にすごい。これだけバカではた迷惑なことやってるのに、本人の描写に客観性があるので『笑い』に転嫁されるんだよな。
 藤澤清造なんてマイナー作家に肩入れして、墓標までもらっちゃりして結果独り占め状態ってのも実に美味しい。マニア冥利に尽きるってもんでしょう。
 芥川賞とかとって注目され、ずい分と印税も入ったでしょうが、その金はきっと飲んじゃうんだろうね。宿願の『藤澤清造全集』は出さない方がいいでしょう。出しちゃったら私小説家としては最も大事なネタが尽きちゃうから。

根津権現裏 (新潮文庫)
根津権現裏 (新潮文庫)
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 西村賢太効果で復刻された藤澤清造の代表作。主人公の困窮ぶりと性格の悪さ、『金が欲しい』『健康になりたい』としつこいまでの愚痴、それでいて会話はどこかおマヌケという奇妙な味わいの私小説。
 この妙なユーモアセンスの会話は西村賢太が相当影響受けているのがわかるが、西村作品と比べて読後感は悪い。それはやっぱりこの人が梅毒で頭おかしくなって公園で凍死するなんて悲惨な末路を迎えたことを知ってしまったためだろうか。いっそ『バス通り裏』の替え歌でも作ったら面白いんじゃないかな。

六機の特殊―警視庁特殊部隊 (徳間文庫)
六機の特殊―警視庁特殊部隊 (徳間文庫)
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 キャリアの主人公が特殊部隊に赴任して活躍するという連作短編集。仲間との絆を築いていく過程で色々あったり色恋がからんだりと、よくあるパターンなのかもしれないが楽しめる。こういう熱い男たちに憧れる女性も多いことでしょう。でも、やっぱり主人公が黒崎作品特有の『どこか痛い奴』なんだよな。

交戦規則ROE (徳間文庫)
交戦規則ROE (徳間文庫)
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 これは力作だ。日本に潜入した北朝鮮の特殊工作部隊と警察・自衛隊の壮絶バトルが繰り広げられるシミュレーション物。相当綿密なリサーチをしているのだろう、迫力のある戦闘描写が楽しめる。
 でもなんか主人公が日本側とゲリラ側で2人いるみたいな構成なのでちょっと散漫な気がする。まとめきれなかったかんじかな。オチも弱い。

警視庁心理捜査官 KEEP OUT (徳間文庫)
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 『警視庁心理捜査官』の続編。前作でトラブルを起こして田舎に飛ばされた吉村爽子が地道に活躍する連作短編。さんざんすったもんだして経歴に傷つけてまで愛の告白をした男とは別れちゃったんだ? 痛い女だな。黒崎作品特有の主人公の痛さは健在だ。
 でもこの短編集、ヒロインの可憐さ・セクシー要素が増していて楽しめる。吉村爽子の仲間たちがちょっと『パトレイバー』っぽくて萌え要素があるのがいいね。映像化しても面白いと思うよ。

大市民 見よ!男の食はかくあるべし!!編 (SHUEISYA HOME REMIX)
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 雑誌掲載時から好きでよく読んでいたが、こうしてまとめて読むと若干つらいな。結局、酒のつまみの話に収束していくのであんまりヘルシーじゃない。